米国株見通し:債券から株へのシフト出始めているとの指摘も

2019年12月20日 18:37

印刷

記事提供元:フィスコ


*18:37JST 米国株見通し:債券から株へのシフト出始めているとの指摘も
S&P500先物  3210.50(-1.25) (18:05現在)
ナスダック100先物  8669.50(-4.00) (18:05現在)


 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物はほぼ横ばいで推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、20日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まりそうだ。


 米下院によるトランプ大統領の弾劾訴追可決については、共和党が過半数を占める上院で有罪と認定される可能性は低いとの見方から、前日のNY市場での反応は限定的だったもよう。一方、来年に向けて債券を売って株に乗り換える動きが出ているとの指摘がみられる。NY原油先物は、需要回復思惑の買いと大台替わりでの利益確定売りが交錯し、もみ合い展開が見込まれる。


 本日発表となる米国の経済指標は、7-9月期GDP確定値、11月個人所得、11月個人消費支出、11月コアPCE価格指数、12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値。GDP確定値は改定値から修正なし、ミシガン大学指数確報値も速報値から修正なしとの予想だが、個人所得や消費支出は伸び拡大が予想されており、株式市場にはややポジティブな材料になる可能性がある。《KK》

関連記事