川本産業は戻り試す、20年3月期大幅増益予想

2019年12月16日 08:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 川本産業<3604>(東2)はガーゼなど医療用衛生材料の大手である。20年3月期大幅増益予想である。収益改善を期待したい。株価は徐々に水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■医療用衛生材料の大手

 16年12月エア・ウォーター<4088>の連結子会社となった。ガーゼなど医療用衛生材料の大手で、衛生材料・医療用品・介護用品等の製造販売・仕入販売、および西松屋チェーン<7545>向け育児用品卸売を展開している。

■20年3月期大幅増益予想

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比10.2%増の260億円、営業利益が9.5倍の3億円、経常利益が4.3倍の3億50百万円、純利益が3.4倍の2億40百万円としている。

 第2四半期累計は、価格競争やインバウンド需要の減少などで計画を下回ったが、売上高が前年同期比1.4%増収となり、各利益は黒字化した。

 第2四半期累計の利益進捗率は低水準だが、通期は製造受託拡大による工場稼働率上昇、手術関連製品や口腔ケア製品の拡充、新規事業の安全衛生保護具事業の拡大を推進して大幅増益予想としている。収益改善を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は徐々に水準を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。12月13日の終値は444円、時価総額は約27億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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