日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅反発、ファーストリテとファナックの2銘柄で約48円押し上げ

2019年12月2日 12:43

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記事提供元:フィスコ


*12:43JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅反発、ファーストリテとファナックの2銘柄で約48円押し上げ
12月2日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり207銘柄、値下がり15銘柄、変わらず3銘柄となった。

日経平均は大幅反発。257.97円高の23551.88円(出来高概算4億5000万株)で前場の取引を終えた。11月29日の米国市場では、NYダウが112ドル安だったが、今年のブラックフライデーはオンラインでの売上高が74億ドル(約8100億円)に達する見通しと伝えられるなど、米年末商戦の出足が好調となったことが安心感につながった。また、中国の11月製造業PMIは市場予想に反し、景況拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回ったことが材料視された。円相場は1ドル109円70銭台と円安に振れて推移していることも安心感につながるなか、シカゴ先物水準を上回って始まると、寄り付き後速い段階で23500円台を回復。その後は高値圏での横ばいが続いている。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約48円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはGSユアサ<6674>で4.20%高、同2位は太陽誘電<6976>で3.14%高だった。GSユアサは蓄電池関連株の一角として関心が向かっているようだ。太陽誘電については、中国景況感の改善期待を背景に、同社の他、村田製<6981>など電子部品株が物色されている。また、国内証券による目標株価引き上げも観測。

一方、値下がり寄与トップはスズキ<7269>、同2位はアドバンテ<6857>となり、2銘柄で日経平均を約4円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはフジクラ<5803>で2.55%安、同2位はスズキで1.38%安だった。フジクラは国内証券の投資判断格下げが観測されている。


*11:30現在

日経平均株価  23551.88(+257.97)

値上がり銘柄数 207(寄与度+264.60)
値下がり銘柄数  15(寄与度-6.63)
変わらず銘柄数  3

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 67710 1020 +36.74
<6954> ファナック 21220 315 +11.35
<6762> TDK 11780 270 +9.73
<4543> テルモ 3906 65 +9.37
<9735> セコム 9498 191 +6.88
<4063> 信越化 11890 180 +6.48
<4503> アステラス薬 1903 35.5 +6.39
<7951> ヤマハ 6190 160 +5.76
<8035> 東エレク 22735 135 +4.86
<9613> NTTデータ 1519 27 +4.86
<4568> 第一三共 6989 127 +4.57
<6098> リクルートHD 4003 41 +4.43
<4021> 日産化学 4455 120 +4.32
<4519> 中外薬 9678 120 +4.32
<6645> オムロン 6550 120 +4.32
<9433> KDDI 3158 19 +4.11
<7203> トヨタ 7741 103 +3.71
<4911> 資生堂 8005 100 +3.60
<2413> エムスリー 3050 40 +3.46
<6758> ソニー 7000 96 +3.46

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7269> スズキ 4789 -67 -2.41
<6857> アドバンテ 5330 -20 -1.44
<5019> 出光興産 2954 -34 -0.49
<7735> スクリン 7570 -60 -0.43
<5803> フジクラ 459 -12 -0.43
<4523> エーザイ 8101 -9 -0.32
<5713> 住友鉱 3299 -17 -0.31
<3289> 東急不HD 745 -6 -0.22
<4755> 楽天 944 -5 -0.18
<2502> アサヒ 5261 -5 -0.18
<1605> 国際帝石 1063 -6 -0.09
<8253> クレセゾン 1808 -2 -0.07
<8628> 松井証 893 -1 -0.04
<5020> JXTGHD 486.1 -0.5 -0.02
<9412> スカパーJ 467 -1 -0.00《CN》

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