概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、外国人投資家の買い越しが支援材料

2019年11月28日 09:42

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記事提供元:フィスコ


*09:42JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反発、外国人投資家の買い越しが支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 107707.8 +0.61%
27日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比648.4ポイント高(+0.61%)の107707.8で取引を終えた。106312.2から107991.1まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。堅調な米経済指標が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米中通商協議の前進期待も引き続き支援材料。一方、通貨レアル安の進行が指数の上値を押さえた。

【ロシア】MICEX指数 2929.05 -0.05%
27日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.57ポイント安(-0.05%)の2929.05で取引を終了した。2945.60から2922.48まで下落した。

プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏で推移した。原油価格の下落が足かせとなった。また、米国による追加の経済制裁懸念が解消されていないことも引き続き圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。米中通商協議の進展期待などが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 41020.61 +0.49%
27日のインドSENSEX指数は小反発。前日比199.31ポイント高(+0.49%)の41020.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同63.00ポイント高(+0.52%)の12100.70で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日、6日連続の買い越しとなった。また、米中通商協議の進展期待が高まっていることも指数をサポートした。

【中国本土】上海総合指数 2903.19 -0.13%
27日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.87ポイント安(-0.13%)の2903.19ポイントと3日ぶりに反落した。

国内景気の先行き不安が強まる流れ。全国工業企業の利益総額は今年10月、前年同月比で9.9%減少し、下げが一段と加速した。目先の好材料出尽くし感も意識される。株価指数を開発・算出するMSCIは26日引け後、グローバル株価指数のA株組み入れ比率を再度引き上げた(15→20%)。足元では海外マネーの流入を囃して買われていた局面もあっただけに、目先の利食い売りもみられている。《CS》

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