米中通商協議のすみやかな進展に対する市場の期待は持続しているようだが・・・

2019年11月25日 19:08

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記事提供元:フィスコ


*19:08JST 米中通商協議のすみやかな進展に対する市場の期待は持続しているようだが・・・
 一部報道によると、中国の習近平国家主席は11月22日、「相互尊重と平等の原則に基づき、米国と第1段階の通商合意をまとめたい」、「必要なら反撃するが、貿易戦争を起こさないよう積極的に取り組んでいる。中国が貿易戦争を始めたのではなく、これはわれわれが望むものではない」と語ったもようだ。

 一方、トランプ米大統領は22日、「米中通商交渉は非常に順調に進んでいるが、最終的な取りまとめを望むかどうかはまだ判断していない」との見方を伝えている。一部の市場関係者は「米中通商協議の第1段階の年内合意は簡単ではないかもしれない」と指摘しており、「トランプ大統領は議会で可決された香港人権・民主主義法案に対して拒否権を行使する可能性はあるものの、中国政府は上下両院で可決されたことを強く批判しており、香港人権・民主主義法案が廃案になっても米中通商協議がすみやかに進展する保証はない」と警戒している。《MK》

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