新興市場銘柄ダイジェスト:アストマックスは急伸、MKシステムが年初来高値を更新

2019年11月18日 16:09

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:09JST 新興市場銘柄ダイジェスト:アストマックスは急伸、MKシステムが年初来高値を更新
<4586> メドレック 343 -18
急落。第三者割当で新株予約権315万個(潜在株式数315万株)を発行すると発表。割当予定先のEVO FUNDとは新株予約権の買取契約を締結する。調達資金約10.5億円(差引手取概算額)は中枢性鎮痛貼付剤(フェンタニルテープ剤)の臨床試験や非臨床試験などの費用、帯状疱疹後の神経疼痛治療薬(リドカインテープ剤)の欧州での開発費用に充当する。将来の株式需給の悪化が警戒され、売り優勢となったようだ。

<7162> アストマックス 349 +32
急伸。40万株(1.6億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済み株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.04%。取得期間は18日から20年3月31日まで。取得方式は証券会社を利用した投資一任方式による市場買付。株主還元の一環として資本効率の向上を図る。

<6166> 中村超硬 1051 +6
朝高後、上げ幅縮小。大阪府の和泉工場の土地・建物を譲渡すると発表。同工場で行っていたダイヤモンドワイヤ生産事業から撤退することに伴う措置。譲渡益は約3.50億円、譲渡契約締結は12月下旬の予定。譲渡先は非開示。和泉工場の譲渡を受け、和泉第2工場の閉鎖方針は撤回し、継続使用する。譲渡益は特別利益に計上するが、現時点では未確定事項が多いとして20年3月期の純利益予想2.50億円は据え置いた。

<3910> MKシステム 1380 +107
年初来高値を更新。連結子会社のビジネスネットコーポレーションから開発部松山開発センターでのシステム開発事業を会社分割で承継するため、吸収分割契約を締結したと発表している。グループの開発リソースを統合し、一体的開発と効率化を追求する。承継する資産などの対価としてビジネスネットコーポレーションに約0.16億円を交付する。効力発生日は20年1月1日の予定。

<6239> ナガオカ 1588 +116
大幅に反発。スクリーン・インターナルの大口受注があったと発表している。受注金額は550万ユーロ(約6.60億円)、契約納期は20年12月。欧州でプロピレン・プラントの新設計画があり、ナガオカ製品が採用された。11月8日に公表した業績修正に記載した受注見込みの大型案件であり、20年6月期の営業利益予想(前期比71.5%増の8.48億円)に変更はないとしている。《ST》

関連記事