米中通商協議の進展次第で2020年も利下げ継続の可能性

2019年11月13日 14:46

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記事提供元:フィスコ


*14:46JST 米中通商協議の進展次第で2020年も利下げ継続の可能性
 トランプ米大統領が12日に行った講演で、「米中の第1段階の通商合意が間近である」、「米国に恩恵をもたらすものでなければ受け入れない」、「中国が米国と妥結しない場合、中国製品に対する関税を大幅に引き上げる」などの見解が表明されたが、これらの発言はすでに伝えられているものであり、市場の反応は乏しかったようだ。

 ただ、一部市場関係者は、「トランプ大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策についての批判を強めていることを軽視すべきではない」と指摘している。米中通商協議に大きな進展がなかった場合、12月か来年1月に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で追加利下げが決定される可能性は十分残されているとの声も聞かれている。《MK》

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