米国株見通し:景気減速懸念の後退と米中合意への期待継続

2019年11月4日 18:53

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記事提供元:フィスコ


*18:53JST 米国株見通し:景気減速懸念の後退と米中合意への期待継続
S&P500先物  3076.25(+13.00) (18:25現在)
ナスダック100先物  8202.25(+42.00) (18:25現在)


 18時25分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は100ドル高ほどで推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、4日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。


 前週末発表された米国の10月雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回る12万人台の増加だったことで、景気減速懸念は弱まっている。また、米中貿易協議についても、中国外務省は本日、「習主席が会談について米大統領と連絡を取っている」と発表しており、早期の部分合意への期待感は続いている。NY原油先物は、需給改善思惑による買い継続で強含みの展開が見込まれる。


 本日発表となる米国の経済指標は、9月製造業受注と9月耐久財受注改定値。製造業受注はマイナス継続の予想で、耐久財受注改定値も速報値と同じマイナス水準が続くと予想されており、株式市場にはややネガティブな材料になる可能性がある。企業決算の発表は、ウーバー・テクノロジーズ、スプリント、アンダーアーマー、マリオット・インターナショナルなどが予定されている。《KK》

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