英ポンド週間見通し:上げ渋りか、年内総選挙実施の可能性残る

2019年10月26日 14:35

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記事提供元:フィスコ


*14:35JST 英ポンド週間見通し:上げ渋りか、年内総選挙実施の可能性残る
■弱含み、国内政治不安は払しょくされず

先週のポンド・円は弱含み。英国が10月末に欧州連合(EU)から合意なき離脱を実行する可能性はなくなったことから、ポンド買い・円売りが一時優勢となった。しかしながら、ジョンソン英首相はEU離脱期限が延期された場合、総選挙を前倒しで行う意向を伝えたことから、リスク回避のポンド売りが再び強まる展開となった。取引レンジ:138円88銭−141円36銭。

■上げ渋りか、年内総選挙実施の可能性残る

今週のポンド・円は上げ渋りか。英国の欧州連合(EU)離脱は10月31日の期限から延期されることが確定的となった。合意なき離脱は当面回避されるが、年内における総選挙実施の可能性は消えていないため、リスク選好的なポンド買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11月1日 10月マークイット製造業PMI(9月:48.3)

予想レンジ:138円00銭−141円00銭《FA》

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