米国株見通し：英EUと米中の動向にらみの取引続く

*17:52JST 米国株見通し：英EUと米中の動向にらみの取引続く
S&P500先物　 3004.75（+0.50）　（17:35現在）
ナスダック100先物　 7934.00（+5.75）　（17:35現在）

　17時35分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は20ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.30ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、25日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まりそうだ。

　EUが英国の離脱延期を本日決定するかどうかは不透明感な状況になっているようであり、ややリスク警戒感が浮上しそうだ。英国のジョンソン首相は12月12日総選挙実施の動議を28日に提出する方針を表明している。一方、中国の米国産大豆の輸入が9月に急増したとの報道がみられ、米中貿易協議の進展期待は継続へ。NY原油先物は、需要回復思惑による買いで底堅い展開が見込まれる。

　本日発表となる米国の経済指標は、10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値と9月財政収支。ミシガン大学指数確報値は、低下予想に反して大きく持ち直した速報値と同水準になるとの予想であり、株式市場にはややポジティブな材料になる可能性がある。企業決算の発表は、ベライゾンなどが予定されている。《KK》