【株式市場】半導体関連株など高く材料株も強いが日経平均は69円高を上値に伸び悩む

2019年10月25日 15:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万2747円08銭(3円52銭安)、TOPIXは1644.23ポイント(0.49ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億2553万株

 10月25日(金)前場の東京株式市場は、米インテルが四半期決算を受けて上げたため、東京エレクトロン<8035>(東1)などの半導体関連株に高く始まる銘柄が見られ、日経平均は2円高で始まったあと69円32銭高(2万2819円92銭)まで上げた。ただ、為替がやや円高に転じたこと、影響度の大きいソフトバンクG<9984>(東1)が続落模様であること、などで日経平均は伸び悩み、前引けは3円52銭安(2万2747円08銭)となった。一方、TOPIXと日経JASDAQ平均は堅調。

 エーザイ<4523>(東1)が引き続きアルツハイマー治療薬を米国での承認申請予定との発表を受けて3日連続大幅高。東洋シヤッター<5936>(東1)やサイバネットシステム<4312>(東1)は業績、配当予想の増額修正などで急伸。パシフィックネット<3021>(東2)は「イヤホンガイド」拡大が注目されて活況高。アイリッジ<3917>(東マ)は飛騨高山地域の電子地域通貨のテレビ報道が契機になり急伸。ユビキタス<3858>(JQS)は量子コンピューター関連株とされて急伸。

 25日新規上場のBASE<4477>(東マ)は、9時9分に公開価格1300円を7.0%下回る1210円で売買が成立し初値をつけた。その後は1350円まで上げて公開価格を上回り、前引けも1308円となった。

 東証1部の出来高概算は5億2553万株、売買代金は1兆43億円。1部上場2155銘柄のうち、値上がり銘柄数は991銘柄、値下がり銘柄数は1024銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、精密機器、水産・農林、空運、金属製品、倉庫・運輸、小売り、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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