半導体底打ち期待つなぐが/後場の投資戦略

2019年10月25日 12:29

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22747.08;-3.52TOPIX;1644.23;+0.49

[後場の投資戦略]

 米国のラムリサーチに加え国内ではディスコ<6146>などと、半導体関連企業の業績底打ち期待をつなぐ決算が相次ぎ、日経平均は連日で取引時間中の年初来高値を更新した。ディスコは台湾の半導体後工程請負(OSAT)の投資再開を示唆したといい、改善の兆しと前向きに受け止められている。但し、ラムリサーチはメモリ関連の投資再開時期についてやや慎重な見方を示したもようで、かねて指摘しているとおり向け先によって今後の見通しは強弱分かれている。

 来週は主要企業の決算発表が第1のピークを迎えるとともに、日米で金融政策決定会合が予定されている。週末を前に目先の利益を確定する売りが出るとともに、模様眺めムードになりやすいと考えられ、後場の日経平均は前日終値を挟んだ子動きになると見ておきたい。なお、本日はエムスリー<2413>、信越化<4063>、NRI<4307>などが発表を予定している。(小林大純)《AK》

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