乳酸菌B240の抗アレルギー作用を大塚製薬が確認 花粉症の症状緩和に期待

2019年10月15日 18:32

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乳酸菌B240の接種で花粉症の症状が劇的に軽減したことを示すグラフ(画像:大塚製薬の発表資料より)

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 大塚製薬(東京都千代田区)は、植物由来の乳酸菌B240に抗アレルギー作用があることを確認したとして、実験成果を12日に開かれた日本花粉学会で発表した。同社ではスギ花粉による軽いアレルギー症状を緩和できるのではないか、と期待を寄せている。

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 乳酸菌B240は、タイの北部地域で古くから食べられている発酵茶「ミヤン」から発見された乳酸菌。1986年に東京農業大学の岡田早苗名誉教授が取り出すことに成功し、大塚製薬の大津栄養製品研究所(大津市)などが有効性などを研究している。これまで、B240を摂取することで、だ液中に含まれる免疫物質の分泌量を増やしたり、風邪にかかるリスクを下げたりする効果が確認されているという。

 ミヤンは、日本茶や紅茶のように飲み物にするのではなく、収穫した葉を蒸して発酵させたものを直接食べる食茶。岩塩やココナッツ、ショウガなどを巻いて食べる。現地では「ミヤンを食べると風邪をひかない」「食後に噛むと虫歯にならない」などと言われているという。

 今回の実験では、スギ花粉によってアレルギー症状を起こしたことのある健康な男女34人を2つのグループに分け、それぞれB240が含まれているタブレットと乳酸菌の入っていないタブレット(偽薬)を8週間、毎日摂取してもらい、スギ花粉を浴びたときの反応を比較した。

 スギ花粉を浴びるのは、摂取開始前と開始から4週間後、8週間後の3回だったが、B240を摂取していたグループは8週間目で症状が大幅に改善され、明らかな相関関係が確認できたという。

 花粉症の患者は年々増加しているといわれ、治療には通常、抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬などの抗アレルギー薬が使われるが、効果は一時的で一部の薬には眠気などの副作用がある。

 このため、同社では「花粉症の治療は症状に合わせて対応することが必要で、軽度の場合は、抗アレルギー効果のある食品を摂取することで、症状を軽くすることが可能ではないか。B240はその選択肢の一つになると期待できる」としている。

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