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ノーベル平和賞、エチオピアのアビィ首相が受賞

2019年10月13日 11:16

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記事提供元:スラド

2019年のノーベル平和賞は、エチオピアのアビィ・アハメド・アリ首相受賞した。授賞理由は平和と国際協力を実現するための尽力、とりわけ隣国エリトリアとの国境紛争を解決に導いた決定的な取り組み(プレスリリース)。

アビィ氏は2018年4月の首相就任時にエリトリアとの和平交渉再開の意思を示し、エリトリアのイサイアス・アフォルキ大統領と緊密に協力。両国間で長く続いた「和平なし、戦争なし」という膠着状態を終わらせる共同宣言を実現した。周辺各国間の和平と和解のプロセスにも重要な役割を果たしている。また、就任から100日の間に非常事態宣言の解除や政治犯への恩赦、検閲の取りやめ、反対政党の合法化、汚職の疑われる軍人・官僚の解任、女性の政治・社会参加の増大などを行い、自由で公正な選挙による民主体制強化も約束した。

エチオピアは多言語・多民族の国家であり、民族間の対立は最近も激化している。そのため、アビィ氏への平和賞授賞は時期尚早ではないかと考える人がいるのは間違いないが、ノルウェーノーベル委員会ではアビィ氏の尽力を賞し、激励するのは今だと考えているという。

エリトリアとの和平はアビィ氏が差し出した手をイサイアス氏が握らなければ実現しなかったように、いずれか一方だけで和平が実現できるものではない。そのため、2019年のノーベル平和賞はアビィ氏だけでなく、エチオピアや東アフリカ・北アフリカ地域で和平と和解のために活動したすべての人々を賞するものとのことだ。 

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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