新興市場銘柄ダイジェスト:イーソルは朝高後マイナス転換、フジタコーポが急騰

2019年10月9日 15:53

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記事提供元:フィスコ


*15:53JST 新興市場銘柄ダイジェスト:イーソルは朝高後マイナス転換、フジタコーポが急騰
<9782> ディーエムエス 2050 -63
急落。日本年金機構が発注する帳票の作成及び発送代行業務の入札に関し、独占禁止法違反の疑いがあるとして8日に公正取引委員会による立ち入り検査を受けたと発表している。ディーエムエスは「検査に全面的に協力する」とコメントしている。

<3370> フジタコーポ 1288 +82
急騰。一部メディアが「森トラストの会長がオーナーを務める投資会社は約2500億円を投じ、2023年以降に北海道苫小牧市のIR候補地の近隣で大型リゾート施設を開業する」と報じ、買い材料視された。フジタコーポレーション<3370>は苫小牧市を拠点に飲食店を経営しており、大型投資が実現すれば好影響が及ぶとの見方から思惑買いが入ったようだ。

<7071> アンビスホールディン 4170 -
公開価格を52.1%上回る4260円で初値を付けた。主な事業は、住宅型有料老人ホーム「医心館」施設での訪問看護や訪問介護のほか、居宅介護支援及び障害者支援等の各種サービスの提供と施設運営による医療施設型ホスピス事業。19年9月期の営業利益予想は前期比86.3%増の7.95億円。施設数増加で利益拡大の見通し。第3四半期累計の実績は6.00億円で、進捗率は75.5%となっている。

<4420> イーソル 1502 -147
朝高後マイナス転換。東証の承認を受け、15日から第1部に市場変更すると発表している。イーソルは上場市場変更の理由として、社会的信用や知名度の向上、優秀な人材の確保・教育による経営基盤の強化を挙げている。1部上場で同社株は11月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられるため、寄り付き後はパッシブファンドなどの需要を期待した買いが入ったが、その後株価はマイナスに転じている。

<3907> シリコンスタ 1754 -91
大幅に4日ぶり反落。19年11月期第3四半期累計の営業損益を0.61億円の黒字(前年同期実績8.31億円の赤字)と発表している。開発推進・支援事業で増益を確保したものの、人材事業では減益となった。通期予想は1.21億円の黒字(前期実績7.71億円の赤字)で据え置いた。進捗率は50.4%にとどまっており、計画未達懸念から売り優勢となった。

<7779> サイバーダイン 725 -2
5日続伸後マイナス転換。医療用として開発したHAL単関節タイプが欧州の第三者認証機関であるテュフ ラインランド(独ケルン)から欧州医療機器指令に適合しているとの認証を取得したと発表している。認証取得により医療用HALシリーズが拡充、適応部位や治療シーンが広がるとしている。今後、欧州の医療機関に展開するとともに、欧州以外の国にも医療機器承認の取得手続きを進める。《ST》

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