マザーズ先物概況:反落、米中貿易協議に対する懸念からセンチメント悪化

2019年10月9日 15:30

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記事提供元:フィスコ


*15:30JST マザーズ先物概況:反落、米中貿易協議に対する懸念からセンチメント悪化
9日のマザーズ先物は前日比10.0pt安の855.0ptと反落した。なお、高値は856.0pt、安値は852.0pt、取引高は481枚。本日のマザーズ先物は、米中間の対立激化に対する不安が高まるなか個人投資家心理も悪化し反落となった。前日の米国市場は、米政権が中国企業に対する新たな禁輸措置を発表しことに加え、米政権が中国の複数の政府高官に対するビザ発給を制限する方針を示しすなど不安要素が相次ぎ、主要3指数は大きく下落した。こうした発言が米国市場の取引時間中にあったため、マザーズ先物は現物市場に先んじてナイトセッションからすでに下落しはじめていた。日中取引については、為替が1ドル=107円台と朝方より円安にシフトしたこともあり、日経平均が下落スタート後に底堅い動きをするにしたがって、個人投資家のセンチメントも改善し、マザーズ先物は寄り付きこそ下落したものの、その後は下げ渋りこう着感の強い展開となった。売買代金上位では、昨日に新規上場したAI CROSS<4476>が4%超の上昇となり、本日の売買代金ランキングでトップとなったほか、サンバイオ<4592>が上昇した。一方で、同じく昨日に新規上場したHENNGE<4475>は10%超の大幅下落となり、また、指数インパクトの大きいところでそーせい<4565>やメルカリ<4385>などが大きく下落となった。《YN》

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