自律制御システム研究所は反発の動き、ドローン自律制御技術に強み

2019年10月8日 09:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 自律制御システム研究所<6232>(東マ)は商業用ドローンの製造販売、および自律制御技術を活用したインダストリアル向け無人化・IoT化に係るソリューションを提供している。20年3月期黒字予想である。株価は9月の安値圏から反発の動きを強めている。売り一巡して出直りを期待したい。

■ドローンおよび自律制御技術を活用したソリューションを展開

 18年12月東証マザーズに新規上場した。商業用ドローンの製造販売、およびドローンの自律制御技術を活用したインダストリアル向け無人化・IoT化に係るソリューションサービスを提供している。

 GPSに依存せず、画像処理を活用した自律制御技術を強みとしている。19年8月には米国オートモダリティ社に出資した。なおプロジェクトの大型化に伴って売上は下期に偏重する傾向がある。

■20年3月期黒字予想

 20年3月期の非連結業績予想は、売上高が19年3月期比75.6%増の14億18百万円、営業利益が9百万円の黒字(19年3月期は3億30百万円の赤字)、経常利益が1億87百万円の黒字(同1億76百万円の赤字)、純利益が1億19百万円の黒字(同1億83百万円の赤字)としている。

 第1四半期は売上高が60百万円、営業利益が1億97百万円の赤字だった。前年同期の国家プロジェクト関連売上の反動などで減収・赤字だったが、通期はソリューション構築、機体販売とも伸長し、大幅増収効果で黒字予想である。経常利益は営業外収益の国家プロジェクト助成金収入も寄与する。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は9月の安値圏から反発の動きを強めている。売り一巡して出直りを期待したい。10月7日の終値は3095円、時価総額は約318億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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