日経平均は119円高でスタート、SUMCOや武田薬が上昇

2019年10月8日 09:32

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21494.48;+119.23TOPIX;1580.50;+7.75

[寄り付き概況]

 8日の日経平均は前日比119.23円高の21494.48円と反発で取引を開始した。7日の米国株式市場は下落。米中閣僚級貿易協議を前に、中国副首相が産業政策や補助金改革に関する議論は行わないとの見解を示し、米中協議が難航するとの懸念から売りが先行。一方で、足元ではアップルの新型「iPhone」の上方修正のほか、画像半導体のエヌビディアへの物色がみられた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の21485円。円相場は1ドル107円20銭台で前日比で円安方向に推移している。円安を好感して輸出関連株がけん引するかたちで日経平均は100円を超える上げ幅での反発スタートとなった。その後は上げ幅をさらに拡げる動きとなっている。

 業種別では、空運業を除き、石油・石炭製品、繊維製品、金属製品、ガラス・土石製品、鉱業、鉄鋼などを筆頭にほぼ全業種がプラスで推移している。売買代金上位では、Zホールディングス<4689>、エムスリー<2413>、SUMCO<3436>、リクルートホールディングス<6098>、みずほ<8411>、武田薬<4502>などがプラスで推移。一方、信越化<4063>、村田製作所<6981>、オリエンタルランド<4661>などがさえない動きとなっている。《US》

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