米国株見通し:米中英めぐり市場センチメント悪化も

2019年10月7日 18:30

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記事提供元:フィスコ


*18:30JST 米国株見通し:米中英めぐり市場センチメント悪化も
S&P500先物  2936.25(-14.75) (18:10現在)
ナスダック100先物  7727.25(-40.00) (18:10現在)


 18時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は120ドル安ほどで推移している。欧州株式市場はほぼ全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.30ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、7日の米株式市場は売り優勢で始まりそうだ。


 「中国は米国との幅広い通商合意に消極的か」との一部報道を受けて、10日からの米中の閣僚級通商協議への期待がやや後退する面がある。また、ジョンソン英首相が「必要なら31日のEU離脱を合意なしでも断行」(英紙寄稿、6日)と主張し、ハードブレグジットへの警戒も浮上しており、市場センチメントは悪化している。NY原油先物は、根強い需要後退思惑から軟調な展開が見込まれる。本日発表となる米国の経済指標は、8月消費者信用残高のみで材料になりにくい。《KK》

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