NY債券:米長期債相場はもみ合い、平均時給の上昇率鈍化で利回りは上げ渋る

2019年10月5日 08:24

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記事提供元:フィスコ


*08:24JST NY債券:米長期債相場はもみ合い、平均時給の上昇率鈍化で利回りは上げ渋る
4日の米国長期債相場はもみ合い。この日発表された9月の米雇用統計で失業率は3.5%に低下したことから、10年債利回りは一時1.553%近辺まで上昇した。平均時給の伸びは市場予想を下回り、前年比+2.9%に鈍化したことから、長期債利回りは1.505%近辺まで低下したが、欧米株高を意識して取引終了時点にかけて長期債利回りの下げ幅はやや縮小した。CMEグループのフェドウオッチによると、市場が織り込む利下げの確率は3日の88.7%から4日は76.4%に低下した。

イールドカーブは短・中期、中・長期間などでわずかにフラットニング気配。2年−5年は−5.50bp近辺、2年−10年は+12.75bp、10年-30年は+48.50bp近辺で引けた。

2年債利回りは1.40%(前日比:+1bp)、10年債利回りは1.53%(同比:0bp)、30年債利回りは2.02%(同比:-1bp)で取引を終えた。《MK》

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