米国株見通し:非農業部門雇用者数の予想下振れに警戒

2019年10月4日 18:19

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記事提供元:フィスコ


*18:19JST 米国株見通し:非農業部門雇用者数の予想下振れに警戒
S&P500先物  2904.50(- 7.25) (17:55現在)
ナスダック100先物  7642.75(-15.75) (17:55現在)


 17時55分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は50ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、4日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。


 本日は、米国の9月雇用統計の発表が注目される。ここにきて米国経済の先行き不安が強まっていることで、特に非農業部門雇用者数に関心が集まるとみられるが、前回から伸びが鈍化するとの予想に対しさらに下振れが警戒される。そのほか、来週開催される閣僚級の米中通商協議への進展期待はあるだろうが、トランプ米大統領に対する弾劾調査が拡大する状況にあり、米国の政治リスクがより意識される可能性もある。NY原油先物は、引き続き需要後退思惑による軟調な展開が見込まれる。《KK》

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