米国株見通し:米中協議の進展期待再燃で買い優勢

2019年10月1日 18:29

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記事提供元:フィスコ


*18:29JST 米国株見通し:米中協議の進展期待再燃で買い優勢
S&P500先物  2987.25(+ 8.75) (18:00現在)
ナスダック100先物  7802.00(+31.50) (18:00現在)


 18時00分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は90ドル高ほどで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.70ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、1日の米株式市場は買い優勢で始まりそうだ。


 「トランプ政権が中国企業の米株式市場での上場廃止や、政府年金基金を通じた中国市場への投資制限を協議している」との前週末の報道が否定され、中国も米国産大豆購入で追加的な関税免除措置を検討していると伝えられ、米中協議の進展期待が再燃している。日銀短観を予想ほど悪くなかったことも好感か。NY原油先物は、前日の大幅安の後で買い戻しが先行しそうだが、米国内在庫の増加予想でやや伸び悩む展開が見込まれる。


 本日発表となる米国の経済指標は、9月製造業PMI改定値、9月ISM製造業景況指数、8月建設支出。なかでも9月ISM製造業景況指数が注目され、50を回復すると予想されており、株式市場にはややポジティブな材料となる可能性がある。《KK》

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