日経VI概況:大きく低下、外部環境の好転受けて安心感広がる

2019年10月1日 15:30

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記事提供元:フィスコ


*15:30JST 日経VI概況:大きく低下、外部環境の好転受けて安心感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10月1日、前日比-1.44pt(下落率8.29%)の15.91ptと大きく低下した。なお、高値は16.94pt、安値は15.91pt。米財務省報道官による中国企業の米株式市場での上場廃止の検討に関する報道否定から、週初の米国市場は買いが先行。こうした米株高や市場予想よりも悪くなかった9月の全国企業短期経済観測調査(短観)の大企業・製造業の業況判断(DI)などを好感するかたちで日経平均は反発してのスタートとなった。これに伴い日経VIも大きく低下して始まった。また、1ドル=108円20銭台まで突入した円安基調も寄与し、日経VIはその後もじりじりと下げ幅を拡大していく展開となった。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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