【株式市場】個別物色は活発だが米国からの中国投資制限観測などあり日経平均など軟調

2019年9月30日 12:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1780円20銭(98円70銭安)、TOPIXは1591.46ポイント(12.79ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億195万株

 9月30日(月)前場の東京株式市場は、米国からの中国向け投資を制限するとの観測が出たためか、様子見姿勢があり、トヨタ自動車<7203>(東1)やファナック<6954>(東1)などが反落してスタート。日経平均は取引開始後に140円37銭安(2万1738円53銭)まで下押した。一方、ソニー<6758>(東1)などは堅調に推移し、日経平均はその後、小動きのまま前引けは98円70銭安(2万1780円20銭)となった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟調。

 第1四半期決算が大幅増益となった日本エンタープライズ<4829>(東1)が急伸し、コロプラ<3668>(東1)は国内の「iPhone」向けスマホゲームの売上高好調などが言われてストップ高。アクセルマーク<3624>(東マ)は人気ゲームの世界105カ国での開始が注目されて一時ストップ高。HAPiNS(ハピンズ)<7577>(JQS)はライザップ(RIZAP)グループの企業再編に関する思惑があるとされて一時3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億195万株、売買代金は8707億円。1部上場2150銘柄のうち、値上がり銘柄数は465銘柄、値下がり銘柄数は1614銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種にとどまり、非鉄金属、海運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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