日経平均は狭いレンジでのこう着に/東京株オープニングコメント

2019年9月3日 08:52

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記事提供元:フィスコ


*08:52JST 日経平均は狭いレンジでのこう着に
 3日の日本株市場は、引き続き薄商いの中、こう着感の強い相場展開になりそうだ。2日の米国市場はレイバーデー(Labor Day)の祝日で休場だったため、本日も海外勢のフローは限られることになろう。また、米中問題については、中国政府が国際的な貿易ルールに違反するとして世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表。去年からの関税の上乗せ措置に対し、これまでもWTOに提訴しており、波乱材料とはならないものの、様子見姿勢は強まることになりそうだ。

 また、レイバーデー明け後の米国では、サマーシーズン明けということもあり、市場参加者がかえってくるとみられている。出来高が膨れてくる可能性もあるため、本日のところは米国市場の動向を見極めたいところでもある。また、米国では製造業PMI(改定値)、ISM製造業景況指数、建設支出の発表が予定されている。その後も週後半にかけて多くの経済指標の発表が増えていることもあり、これを受けた米国市場の動向に振らされやすい状況であろう。

 昨日の日経平均は5日線と25日線に挟まれてのこう着となり、日中値幅は前場が50円程度、後場は30円程度と狭いレンジ取引となり、売買代金は1.3兆円と今年最低を記録している。本日も出来高増加は期待しづらいところであり、昨日同様、日経平均は5日線と25日線に挟まれての推移が続きそうである。米中協議の報道などはいつ出てきてもおかしくない状況であり、積極的な売買は手控えられ、リバランスを中心とした売買になろう。中小型株についても、材料が出た銘柄等へ短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいとみられる。

 昨日は中小型株の一角に資金がシフトする局面もみられたが、資金の逃げ足も速い。マザーズ指数のけん引役となったサンバイオ<4592>は前引けにかけて上げ幅を拡大させていたが、後場はもち合いとなり、大引けにかけては上げ幅を縮めている。いったん上値の伸びが鈍るようだと、一気に利食いに向かいやすい需給状況のようである。《AK》

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