KDDIとセコム、5G活用した広域警備の実証実験 ドローンや警備ロボット連携

2019年8月21日 17:08

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実証実験の様子。(画像: KDDIの発表資料より)

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 KDDIグループとセコムは19日、国内初となる5Gを活用したスタジアム警備の実証実験を行い、ドローン・巡回ロボット・警備員が連携した異常の早期発見や不審者の特定を可能とする、スタジアム周辺の警備体制の実現に成功したと発表した。

【こちらも】KDDIやセコム、AI搭載ドローンでスタジアムの遠隔警備に成功 国内初

 実証実験は花園ラグビー場において、KDDIの「スマートドローン」とセコムの自律走行型監視ロボット「セコムロボット X2」、警備員が装備した4Kカメラを活用して実施。それぞれが警備エリア内を監視し、撮影した4K映像が5Gを経由して速やかにセコムの移動式モニタリング装置「オンラインセンター」に送信された。

 受信した同センターではAIにより人物の行動を解析し、異常を自動認識した場合は管制員に通知することで、ロボットと警備員が現場に急行する仕組みだ。これにより対象警備エリアにおける異常の早期発見と緊急対処が可能になるという。

 KDDIのスマートドローンは、19年6月より商用提供を開始しており、従来の制御エリアから外れてもKDDIの携帯通信ネットワークに対応できるため、遠隔制御による安全な長距離飛行を特徴としている。

 一方、セコムの「セコムロボット X2」はレーザーセンサーを用いて巡回ルートを自律走行し、搭載したカメラで画像監視するロボット。こちらも6月よりサービスを始め、第1号として成田国際空港に導入されている。

 今回、両機器とともに警備員も加わることで、スタジアムなど広域の警備体制を実現している。

 人物の行動認識は、KDDI総合研究所によるディープラーニングを活用した独自技術を採用。人物の18カ所の骨格点を抽出し、骨格の動きから人物の詳細な動きを認識する。不審者の発見とともに、体調不良により転倒した人や暴動の発生などもすぐに認識が可能だ。

 日本では2020年の東京五輪や25年の大阪万博などに向けて、大規模イベント向けのセキュリティ対策が注目を集めている。KDDIとセコムも17年2月に提携し、多くの実証実験を通じて4Gや5Gを活用した警備対策を強化してきた。

 18年2月には、4GLTEで自律飛行する複数のドローンによる広域エリアの警備を、世界で初めて成功させ、同年12月には、人物検知可能なスマートドローンを活用した国内初のスタジアムでの広域警備も実現させている。

 両社は、今回の5G活用による広域エリアでのセキュリティ対策の一部を、今後実施されるイベントで活用していくという。

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