「スポーツブル」運営の運動通信社、電通などから7.4億円調達

2019年8月6日 20:31

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「SPORTSBULL(スポーツブル)」のイメージ。(画像: 運動通信社の発表資料より)

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 「SPORTSBULL(スポーツブル)」を運営している運動通信社(東京都港区)は5日、電通や博報堂DYメディアパートナーズ 、ミクシィ、講談社、プロサッカー選手・本田圭佑氏の個人ファンド「KSK Angel Fund」を引受先とする、7.4億円の第三者割当増資を実施し、各種事業開発の資本業務提携を行ったと発表した。

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 SPORTSBULLは、2016年11月にスタートした、スポーツ特化型のネットメディア。日本のスポーツ文化の底上げを目的に、特にアマチュアスポーツやマイナースポーツの支援に注力。学生スポーツのライブ配信ほか、40種以上のスポーツに関して、速報や記事、コラム等を配信してきた。結果、2018年8月にMAU1,300万、DAU300万という最高アクセスを記録している。

 一方の第三者割当増資の引受先は、コミュニケーション関連の統合的ソリューション提供を行う電通(東京都港区)、総合メディア事業者の博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区)、デジタルエンタメ事業がメインのミクシィ(東京都渋谷区)、出版業の講談社(東京都文京区)、本田圭佑氏が立ち上げたKSK Angel Fund(米国カリフォルニア州)と、多様な顔ぶれだ。

 今回の各社との第三者割当増資、資本業務提携では、特に新規事業の拡大に注力する。ひとつは、「スポーツ体験創出事業」として、実際のスポーツ観戦体験や、運動体験につながるサービスの提供を有料で行う。

 もうひとつは、「スポーツIP創出事業」として、スポーツを身近に感じさせるエンタメ事業を展開する。詳細は、今後発表予定だが、いずれも、提携各社のビジョン、ノウハウ、アセットを活かして、スポーツに触れる機会を増大させることにより、日本のスポーツ文化の向上を目指すという。

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