記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
史上初めて液体の永久磁石が開発されたそうだ(カラパイア、ScienceAlert、Science誌掲載論文)。
今までも「磁性流体」という磁性を持つ流体は存在していたが、これらはあくまで外部の磁場に反応して磁性体になるだけであって、永久磁石とはやや異なる性質のものだった。
今回開発された液体の永久磁石は磁性流体に似ているが、永久磁石と同様に常に磁気を帯びているのが特徴。
研究チームは、液体を3Dプリントする技術を使い、水と油と酸化鉄からミリサイズの水滴を作成した。この水滴は酸化鉄の粒子が界面活性剤に結合し、水の周りに膜を形成することで形を保っている。また界面活性剤と結合していない酸化鉄粒子は膜の内側に閉じ込められている。これを磁気コイルの近くに置いて、磁気を帯びさせる。そして再度コイルを外すと、磁気がそのまま残っていたという。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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