東宝、通期予測を上方修正 純利益を4%増に 「コナン」など好調

2019年7月14日 19:05

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■通期決算見通しを上方修正した東宝

 東宝(9602)は12日の大引け後、2020年2月期第1四半期(3月~5月期)決算を発表、今期の通期予想を上方修正した。売上高は従来予想の2,418億円(前年比1.8%減)から2,500億円(同1.5%増)、経常利益は450億円(同3.4%減)から470億円(同0.9%増)、純利益は303億円(同0.3%増)から315億円(同4.3%増)と見通しを引き上げた。

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 1Qの決算は、売上高が前年同期比2.3%増の677億4,200万円、経常利益は同24.8%増の161億1,100万円、純利益は同36%増の110億200万円と好調だった。通期予想に対する進捗率は、売上高が27.1%、経常利益が35.8%、純利益が34.9%と良好な結果となった。

■「キングダム」や「コナン」等、好調な興行収入増が主因

 上方修正の主因は、人気の映画タイトルから生まれる興行収入増加である。各世代に人気の「名探偵コナン」や「ドラえもん」等の新作映画が好調。「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」が90億8,000万円、「映画ドラえもん のび太の月面探査記」が49億7,000万円と興行収入を伸ばす。

 他、人気漫画タイトルの実写版「キングダム」は56億円と新タイトルも好調で、ヒット作品数が前年同期を大きく上回った。映画興行事業では、洋画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を始め、好調に推移し増収増益となった。

■不動産事業による増収増益も寄与

 近年不動産事業に力を入れている東宝。再開発中であった「天神東宝ビル(福岡県福岡市)」が2019年3月に「リッチモンドホテル天神西通」として開業。保有する物件はほぼ空室がないなど安定した収益源としている。

 また保有するスタジオをレンタルしており、映画やTV、CM等での需要が高く順調に稼働したことも不動産事業収益に寄与。映画や演劇事業を支える柱の事業になりつつある。

■2Qでは話題の新作が公開予定 通期予想引き上げは必然

 通期予想を引き上げた東宝だが、2Qには話題作の公開が控えている。興行収入歴代4位250億3,000万円(参照:興行通信社CINEMAランキング通信)を記録した「君の名は。」の新海誠監督が送り出す最新作「天気の子」が7月19日に公開。公開前より話題となっており、「君の名は。」以来の興行収入を期待されている。

 また「永遠の0」の山崎貴監督の最新作「アルキメデスの大戦」も7月26日に公開を予定している。前年に比べても期待できる映画タイトルが控えている点が上方修正に至ったようだ。(記事:拓蔵・記事一覧を見る

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