一部のUSB Type-CケーブルでRaspberry Pi 4に給電できない理由

2019年7月13日 21:13

小

中

大

印刷

記事提供元:スラド

Raspberry Pi 4では電源端子がUSB Type-Cに変更されているが、ノートPC充電用に多くみられるeMarkerチップを内蔵するUSB Type-Cケーブルを使用すると給電が行われない問題があるという(Tyler Ward氏のブログ記事TechRepublicの記事The Vergeの記事The Registerの記事)。

USB Type-Cでは2つのCC(Configuration Channel)端子(CC1・CC2)で接続状態やモードを識別する。電源供給元ではCC1・CC2をそれぞれ4.7 kΩ~56 kΩの抵抗(Rp)でプルアップし、電源供給先ではそれぞれ5.1 kΩの抵抗(Rd)でプルダウンするのだが、Raspberry Pi 4では1個のRdでCC1・CC2の両方をまとめてプルダウンしている。一方、eMarkerチップ内蔵ケーブルではCCラインの1本(VCONN)がインピーダンス800 Ω~1.2 kΩ(Ra)でプルダウンされる。しかし、Raspberry Pi 4側でCC1とCC2が短絡しているので、CC1・CC2ともにRa以下のインピーダンスでプルダウンされることになる。この状態はオーディオアダプターアクセサリーモードを示すため、電源が供給されなくなってしまう。

Raspberry Pi Foundationでは将来のリビジョンで基板を修正する計画を示しているが、現行リビジョンではスマートフォンの充電用に多いeMarkerチップ非搭載のUSB Type-Cケーブルを使用するか、Raspberry Pi 4専用のパワーサプライを使用するしかないようだ。 

スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | 電力 | バグ

 関連ストーリー:
CPUの高速化や4Kサポートが行われた新型「Raspberry Pi 4 Model B」登場 2019年06月27日
「USB 3.1 Gen1とUSB 3.0は同じ」ということを知っているのは50% 2019年03月04日
USB Type-C認証プログラムが発足 2019年01月08日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードUSB Type-C

広告

写真で見るニュース

  • 2021年の量産開始が見込まれるメルセデス・ベンツ・eアクトロス(画像: ダイムラー社発表資料より)
  • 洛北阪急スクエアのイメージ(阪急商業開発の発表資料より)
  • トヨタ・ライズ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • 「GALAXY CRUISE」の画面イメージ。(c)国立天文台
  • 太陽圏を脱出し星間空間へと到達したボイジャー探査機 (c)  NASA/JPL-Caltech
  • 2019年元旦の初日の出。(画像: 全日空の発表資料より)
  • 「ペット&スパホテル伊豆ワン」の館内コミュニティサロン。(画像: リソルホールディングスの発表資料より)
  • 極大を迎えるミラの位置 (c) 国立天文台
  • 新型Audi A1 Sportback(写真:アウディジャパン発表資料より)
 

広告

ピックアップ 注目ニュース