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ヒーハイスト Research Memo(7):経営の基本方針は「不易流行」
*15:47JST ヒーハイスト Research Memo(7):経営の基本方針は「不易流行」
■中長期の経営方針とターゲット市場
1. 「不易流行」に沿って経営を推進
ヒーハイスト精工<6433>では特に中期経営計画等は発表していないが、今後の経営方針として「不易流行」を掲げている。この「不易流行」とは、松尾芭蕉が「奥の細道」で体得した理念。「不易」とはどのような時代や環境になろうとも、変えてはならないこと。「流行」とは、その時代時代の環境の変化に順応していかなければならないことを指す。
同社でも、社会構造の変革期こそ、経営や業務の「不易と流行」を再確認する絶好のチャンスと捉えている。今後も市場の変化を注視して取るべきアクションを慎重に見極めながらも、一度決めたら素早いスピードでShiftしていくことを経営の基本方針としている。
2. SWOT分析による戦略:強みを生かす積極戦略と弱みを克服する改善戦略
同社では、自社が持つ「経営資源」と「内部環境」を「強み」と「弱み」に分け、さらに市場や顧客等の「外部環境」を「機会」と「脅威」に分け、いわゆる「SWOT分析」を行っている。
そして、それぞれのセグメントで最適な戦略を推進している。まず「強み」を生かして「機会」を取れる場合には「積極戦略」を、「弱み」を克服して「機会」を取れる場合には「改善戦略」を、「強み」を生かして「脅威」を「機会」に変えられる場合には「差別化戦略」を取る。「弱み」が「脅威」となる場合には、そのリスクを最小限にとどめる行動、場合によっては「縮小・撤退」も行う。
具体的には、積極戦略としては更なる省人化及び自動化を進めており、改善戦略として以前は弱かった中径のボールブッシュの生産設備増強を行った。また差別化戦略として、高強度プラスチックフランジ付きボールブッシュを開発した。さらに同社によれば、積極戦略と差別化戦略として新たな新製品を開発中とのことであり、発表が楽しみである。
■株主還元策
まずは安定配当が基本方針
同社は株主還元策として配当を実施している。2019年3月期は年4.0円の配当を実施、2020年3月期も4.0円が予想されている。2020年3月期の予想配当性向は21.7%となり、決して高い水準ではないが、まずは安定的に利益を計上することが先決だろう。そのためにも設備投資を活発化させており、当面は配当性向は低い水準にとどまりそうだが、将来は利益の安定化に伴い配当も上げていく方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《SF》
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