セミの寿命1週間説は俗説、高校3年生が調査 生物系三学会最優秀賞を受賞

2019年6月21日 09:50

印刷

記事提供元:スラド

 セミは数年から十数年を土の中で過ごし、成虫になって地上に出てからは1週間ほどで死ぬと言われているが、実際には10日以上、種によっては1か月ほど生存するということを広島県笠岡市の笠岡高校3年生の植松蒼さんが突き止めたそうだ(山陽新聞)。

 植松さんは捕まえたセミの羽根に油性ペンでマーキングを行い、後日再捕獲するという手法で調査を行った。その結果、最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間だったという。植松さんは昨年8月にも、「ヒラズゲンセイ」を広島県内で初めて発見するという成果を出している。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

 関連ストーリー:
抗菌作用を持つセミの羽を模した構造の作製に成功 2018年08月30日
13年と17年周期をもつ「素数ゼミ」、221年に1度の交雑確認 2018年04月25日
千葉の小学4年生、アリジゴクは排泄しないという通説を覆す? 2010年11月08日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事