新生「渋谷パルコ」が11月開業へ、進化した次世代商業施設目指す

2019年6月18日 18:58

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渋谷パルコのイメージ(竹中工務店提供、パルコ発表資料より)

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 パルコは18日、東京都渋谷区宇田川町でビル建て替えのために休業している旗艦店の「渋谷PARCO(渋谷パルコ)」を、11月下旬に再開業させることを明らかにした。パルコ劇場が復活するほか、試作段階のファッション商品展示など物販以外のテナントや訪日外国人観光客向けの飲食ゾーンを充実させ、次の50年を見据えた次世代商業施設を目指す。

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 新しい渋谷パルコは、地下3階地上19階建てビルの地下1階から地上10階の一部までを占め、物販、飲食など約180店が入居する予定。売り場面積は約4万2,000平方メートル。ファッション、アート&カルチャー、エンターテイメント、フード、テクノロジーの5つのコンセプトで、新しい消費提案と価値観を提供できる売り場構成とし、渋谷パルコならではの個性を発揮できるようにする。

 ファッション関係では、独創性に重きを置いて店舗を集めるほか、東京都から業務委託を受け、都内で活動する若手デザイナーを支援するポップアップショップを4階に開設する。さらに3、4階にはブランド育成を目的とした編集売り場を展開する。

 6階には「ポケモンセンターシブヤ」など日本を代表するコンテンツを集めた電脳サブカルチャーの発信基地を設け、国内だけでなく世界へ情報発信する。パルコ文化発信の核となってきたパルコ劇場は、座席を旧劇場の1.5倍に広げた636席とし、演劇などを上演する。ミニシアターでは映画と海外ミュージカルなど多彩なプログラムを予定している。

 飲食は地下1階に21の店舗を集めるほか、各階に海外からの来店客も楽しめる飲食店を配置する。テクノロジー面では、店頭販売以外にEC販売も併設したオムニチャネル型売り場を5階に展開、1階に実証実験型AIショールームを開設する。

 渋谷パルコはパルコの旗艦店の1つとして1973年に開業したが、東京都から2015年に都市再生特別地区の決定を受け、市街地再開発事業として建て替えを進めていた。パルコは再開業で年間テナント取扱高約200億円を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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