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廃棄物の移動を制限するバーゼル条約、「汚れた廃プラ」追加 ゴミの輸出困難に
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」(バーゼル条約)が改正され、「汚れた廃プラスチック」も規制対象とすることが決まった(朝日新聞、日経新聞)。
この条約改正案は、ノルウェーが提案し、日本やスイス、ザンビアなども共同提案国として推進したもの。これまで廃プラスチックはリサイクル資源として規制の対象外となっていたが、今回の改正により、汚れていたり他のゴミと混じっている廃プラは規制対象となる。ただし、「汚れ」の判断基準については各国の運用に任せられるほか、輸入国政府の同意がある場合、またきれいな廃プラについては引き続き移動が認められる。
日本はバーゼル条約の規制品目について、国内法で輸入国に国内と同等の処理体制がないと輸出を認めないとしている。廃プラの年間排出量約900万トンのうち、2018年時点で約100万トンが輸出されていたが、今後これらの多くが行き場をなくす見通しで、企業や自治体は処理能力の増強が迫られる。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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