【株式市場】銀行のログイン不具合もあり日経平均は一時383円安まで下押す

2019年5月7日 15:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1923円72銭(335円01銭安)、TOPIXは1599.84ポイント(18.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億6494万株

 5月7日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が再び下値を探る展開になった、三菱地所<8802>(東1)は一段高で始まるなど、主力株の一角は強かったが、米国の対中国関税引き上げを受けて株価指数の先物が重いとされた上、ネット専用の楽天銀行が「ログインできない不具合について」と発表したため、「令和元年」によるシステムトラブルの広がりを懸念する様子があった。日経平均は14時40分にかけて383円62銭安(2万1875円11銭)まで下げ幅を広げ、2日続落となった。

 半面、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は朝方を除いて高く各々続伸した。

 HOYA<7741>(東1)が14時過ぎから急動意となり、19年3月期の連結業績と自社株買いの発表などが好感された。明星電気<6709>(東2)は「はやぶさ2」成功への期待や業績予想の増額修正などが材料視されて戻り高値を更新し、ファンデリー<3137>(東マ)は今期の増益率拡大見通しなどが注目されて前後場とも買い気配のままストップ高。セプテーニ・HD<4293>(JQS)は第2四半期決算発表で今9月期の純利益を大幅増としたことなどが言われて年初来の高値。

 東証1部の出来高概算は増加気味で15億6494万株(前引けは7億6079万株)、売買代金は3兆2176億円(同1兆6068億円)。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は623銘柄、値下がり銘柄数は1457銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がりした業種は、医薬品、精密機器、水産・農林、不動産、情報・通信、空運、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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