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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりか、中国経済の減速懸念後退で円売り主導
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりか、中国経済の減速懸念後退で円売り主導
3日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの値動きを予想する。米中貿易交渉での最終合意に期待が高まるなか、中国経済の回復への思惑から円売り主導の展開となる見通し。ただ、豪ドルをはじめ主要通貨が対ドルで強含む影響で、ドル・円の上昇は小幅にとどまろう。
前週末以降に発表された中国PMIの改善から、世界的な景気減速への懸念が遠のいている。前日の欧米市場は材料難でレンジ取引となり、本日のアジア市場も序盤はその流れを受け継いだ。ドル・円は、朝方から111円30銭付近でほぼ横ばいとなっていたが、9時半に発表された豪経済指標が予想外に強く、円売りが先行。また、本日再開となる米中通商協議が最終合意に接近していると報じられた後、10時45分発表の中国の財新サービス部門PMIが予想を上振れ、中国経済回復への期待からリスク回避ムードが後退し円全面安の展開に。アジア株高や欧米株高観測、株高を受けた米長期金利の上昇を手がかりに、ドル・円は111円半ばに浮揚した。
米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長が米中協議に関し「さらに前進する」との見方を示しており、この後の海外市場でもリスク選好的な円売り基調が続く見通し。中国の成長率は2019年に減速が見込まれるが、足元は予想を上回る指標が目立ち、リスク許容度は高まっている。そうしたなか、中国との貿易関係の深さから豪ドルなどが買われる反面、安全通貨のドルや円は売りが出やすい。今晩は米国のISM非製造業景況指数など経済指標が上振れとなればドル買いを誘発しようが、主要通貨買い・ドル売りの流れで、ドル・円の上昇は抑えられるだろう。(吉池 威)
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・3月サービス業PMI改定値(予想:52.7、速報値:52.7)
・17:30 英・3月サービス業PMI(予想:50.9、2月:51.3)
・18:00 ユーロ圏・2月小売売上高(前月比予想:+0.3%、1月:+1.3%)
・21:15 米・3月ADP雇用統計(予想:+17.5万人、2月:+18.3万人)
・21:30 米アトランタ、カンザスシティー、リッチモンド各地区連銀総裁が討論会参加(全米銀行家協会)
・22:45 米・3月サービス業PMI改定値(予想:54.8、速報値:54.8)
・23:00 米・3月ISM非製造業景況指数(予想:58.0、2月:59.7)
・06:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演(北ダコタ州立大学)
・米中閣僚級通商協議(ワシントン)《FA》
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