学生起業に対するマイナスイメージとその払拭

2019年3月15日 13:54

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 昨今web・IT業界の発達により、年齢問わず少ない資金での企業が可能となっている。しかし多くの大学生が起業に対し、前向きな気持ちを抱いているというわけではなさそうだ。

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 大学生の多くは、20歳前後の若い世代。就職ではなく、リスクの高い「起業」を選択できる人は、会社作りが簡単になった今でもごく一握りである。そのため大学生での起業(学生起業)をする人に対し、憧れを抱く学生も多いだろう。

 「起業とかする人ってすごいよね」
 「自分いつか、起業してアイディアを形にしたい」

 そう語る学生も少なくない。一方、「大学生 起業」で検索すると上位に出てくるワードは「うざい」。学生起業に対してネガティブなイメージを持つ人は、相当いると判断できる。

 筆者も大学生時代、起業する「意識の高い」学生をどこか冷めた目で見ていた。

 「コンバージョンとかリスケとか、横文字ばかり使ってきてうさんくさい」
 「起業する大学生は人の話を聞かず、実現してもない目標についてばかり話す」

 筆者の周りにも起業を目指す学生はいたが、あまりにも熱心すぎるその姿勢を受け入れることはできなかった。

 私と同様、大学生全体が起業に対して抱くイメージはあまり良いものではない。いくら少額資金で起業できる制度が生まれても、この閉鎖的な日本で夢を語ること自体、嫌がられることも少なくない。

 また実際に学生起業をする人も「起業している自分はすごい!」「起業する自分は周りと違う」と悦に浸っている部分があり、「起業」というワード自体を疎む一般大学生も多いといえるだろう。

 しかし、学生起業に対するイメージはこのままで良いのだろうか。たとえ失敗に終わったとしてもより多くの人が起業にポジティブなイメージを持ち、挑戦する方が、一大企業誕生の可能性は高い。

 起業するかしないかは個人の勝手ではあるが、学生全体に「うざい」というイメージがあれば志を持った大学生が起業に踏みだせず、どんどん潰れていってしまうのではないだろうか。

 IT・Webの発達、起業セミナーの充実により学生起業のハードルはどんどん下がってきている。しかしそれ以前にやるべきなのは、起業に対するイメージをもっとポジティブにすること。

 中学生、高校生など早い段階から起業のやり方、アイディアの出し方を学ぶ機会を作り、なるべく起業にマイナスイメージを持たせないことこそ、最も効果的な戦略だと言えるだろう。

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