ハピネットは調整一巡期待、19年3月期営業増益予想で期末配当予想を増額修正

2019年2月22日 08:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ハピネット<7552>(東1)は玩具事業を主力として、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。19年3月期第3四半期累計は映像音楽事業が牽引して営業増益だった。通期も営業増益予想である。配当予想は期末10円(設立50周年記念配当)増額修正し、18年3月期比でも10円増配の年間50円とした。株価は戻りの鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■玩具事業を主力に映像音楽やビデオゲームも展開

 バンダイナムコグループで、玩具事業を主力に映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業も展開している。

■19年3月期営業増益予想、期末配当予想を増額修正

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比16.4%増の2300億円、営業利益が4.0%増の50億円、経常利益が2.1%増の48億円、純利益が20.6%減の32億円としている。純利益は受取賠償金が一巡して減益予想である。配当予想は期末10円(設立50周年記念配当)増額修正し、18年3月期比でも10円増配の年間50円(第2四半期末20円、期末30円)とした。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比24.5%増の1912億62百万円、営業利益が4.0%増の48億80百万円、経常利益が5.4%増の47億86百万円、純利益が19.9%減の30億38百万円だった。

 映像音楽事業が音楽映像パッケージ卸売事業継承やヒット商品などで大幅増収増益となり、全体を牽引した。玩具事業は在庫評価損失計上などで減益、ビデオゲーム事業は携帯型ゲーム機のハードおよびソフトが低調で減益、アミューズメント事業はカードゲーム商材が低調で減益だった。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は調整一巡期待

 株価は戻りの鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。2月21日の終値は1466円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約353億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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