ホンダジェット、小型ジェット機で2年連続世界1位に

2019年2月22日 09:25

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HondaJet Elite(左)、HondaJet(中央)、HondaJet APMG(右)(写真: 本田技研工業の発表資料より)

HondaJet Elite(左)、HondaJet(中央)、HondaJet APMG(右)(写真: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

 ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は21日、小型ビジネスジェット「HondaJet(ホンダジェット)」の2018年暦年(1月~12月)のデリバリー(納入)が37機となり、小型ジェット機カテゴリーにおいて、2年連続で世界1位を達成したと発表した。

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 前年の2017年は43機を納入しており、米セスナの「サイテーションM2」を抜き初めて首位となっていた。

 2018年には最新型の「HondaJet Elite」を発表。国内でも12月20日に第1号機の引き渡し式典を開催し、話題を呼んだ。同機を購入したのは、ゲーム大手コロプラの共同創業者で投資家の千葉功太郎氏で、実業家の堀江貴文氏および、グリー共同創業者の山岸広太郎氏と共同で購入したものだ。

 日本国内では、「HondaJet Elite」の販売を18年6月6日開始したが、以来、同年12月までに10機以上のオーダーを受けている。Eliteの価格は525万ドル(日本円で5億8,000万円)だ。

 HondaJetは、2015年のデリバリー開始から世界で100機以上を納入し、日本を始め北米・欧州など9カ国で型式証明を取得。国土の狭い日本においては、小型のビジネスジェット機の需要は限られているが、欧米では国内外の移動にも日常的に利用されている。

 同機のスペックは、全長12.99m、全高4.54m、最大巡航速度782km/h、最大巡航高度13.1km、定員乗員2名+乗客5名もしくは乗員1名+乗客6名、航続距離2,661kmとなっている。

 従来のビジネスジェット機のエンジンは胴体部分に付いているが、HondaJetのエンジンは両方の翼にひとつずつ搭載されているのが特徴である。この仕様により、空気抵抗を軽減し、客室スペースと荷物スペースも大幅に拡大され、燃費も大きく向上した。(記事:kan1713・記事一覧を見る

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