KDDIやセコム、AI搭載ドローンでスタジアムの遠隔警備に成功 国内初

2018年12月20日 15:34

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スタジアム上空のドローンの様子。(画像: 発表試料より)

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  • 不審者検知の様子。

 KDDI、テラドローン、セコムは18日、携帯電話通信ネットワーク(4G LTE回線)を利用した人物検知機能搭載スマートドローンによるスタジアム警備に成功したことを発表した。実験は埼玉スタジアム2002で11月28日に実施され、人物検知機能可能なスマートドローンによるスタジアム警備は国内で初めての成功となる。

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 スマートドローンとは携帯電話通信ネットワークを利用して自律飛行するドローンだ。従来のWi-Fiなどを使うドローンよりも広範囲の飛行が可能である。2017年11月には6.3kmの長距離飛行に成功している。

長距離を自律飛行できる技術は様々な分野での活用が期待されており、KDDIでも農業、測量、点検、災害、配送などの事業に活用していく計画を発表し、実験を進めている。3月には世界で初となる4G LTEを利用した自律飛行するドローンによる広域警備に成功し、11月には山岳遭難者の捜索実験に成功している。

 今回行った実験では、高高度を巡回する俯瞰ドローンと、低高度を巡回する巡回ドローンの2種類を使って行われた。俯瞰ドローンに搭載された人物検知機能を備えたAIが自動で不審者を検知し、その位置情報を巡回ドローンに送信する。巡回ドローンはその不審者の元に駆けつけ監視センターに通知を送信する仕組みだ。この2種類のAI搭載スマートドローンを活用し、不審者を発見する実験に今回成功したのだ。

 スマートドローンの飛行は「3次元地図情報」「天気・風況情報」「上空電波情報」を運航管理システム上で正確に管理することにより成功する。事前に飛行予定エリアの飛行が可能かを判断することで安全な飛行ができる。東京オリンピックでの警護に活用される期待もある。

 KDDIではスマートドローンの他にも、第5世代通信技術(5G)を利用した5Gドローンの実験なども進めている。今回行われたような警備への活用をはじめ、ドローンの活用は今最も注目される技術の一つであると言えるだろう。(記事:風祭・記事一覧を見る

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