NY株式:NYダウは264ドル高、対中貿易摩擦への懸念後退

2018年11月2日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウは264ドル高、対中貿易摩擦への懸念後退
米国株式相場は上昇。ダウ平均は264.98ドル高の25380.74、ナスダックは128.16ポイント高の7434.06で取引を終了した。トランプ大統領が米中協議の進展を示唆したことで貿易摩擦問題への懸念が後退し、買いが先行。複数の主要企業決算が好感され、10月の大幅下落に対する買い戻しの動きも広がるなか、引け後に予定されているアップルの決算への期待感から終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や素材が上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。

イスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)は、決算が予想を上振れ大幅上昇。化学メーカーのダウ・デュポン(DWDP)は、決算内容が好感されたほか、30億ドル規模の自社株買い計画を発表し堅調推移。ストリーミング端末のロク(ROKU)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け買われた。一方で、楽曲配信大手のスポティファイ(SPOT)は、月間アクティブユーザー数(MAU)の見通しを引き下げ下落した。

マーケット終了後に携帯端末のアップル(AAPL)が発表した7-9月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、iPhone販売台数が予想に届かなかったほか、10-12月期の売上高についても弱気な見通しを示し、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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