【株式市場】好決算株が強く先物の買いも復活し日経平均は4日ぶりに大きく反発

2018年10月30日 15:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は2万1457円29銭(307円49銭高)、TOPIXは1611.46ポイント(21.90ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加して22億790万株

■本日上場のVALUENEXは大引けに公開価格の2.3倍で初値

 10月30日後場の東京株式市場は、引き続きヘッジファンドなどによる株価指数先物への買い戻し観測などが言われ、日経平均は12時50分にかけて前場の高値(235円79銭高の2万1385円59銭)を上回った。先頃クラリオンの売却を発表した日立製作所<6501>(東1)が一段とジリ高基調を強めた。日経平均は13時半頃に418円60銭高(2万1568円40銭)まで上げ、大引けも上げ幅300円台を保ち4日ぶりに大きく反発した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅に反発。

 後場は、11時30分に四半期決算を発表した川崎重工業<7012>(東1)が一段と強い展開になり、13時に発表したニフコ<7988>(東1)、14時に発表した日本軽金属ホールディングス<5703>(東1)、14時30分にかけて発表したサカイ引越センター<9039>(東1)などが発表後に一段高となった。農業総合研究所<3541>(東マ)は値動きの底堅さが目立つとされて過日の日本郵政キャピタルとの包括提携への期待が再燃とされてストップ高。幸和製作所<7807>(JQS)はパナソニック<6752>(東1)との協業が材料視されて大幅反発。

 30日、新規上場となったVALUENEX(バリューネックス)<4422>(東マ)は朝から大引け間際まで買い気配のまま初値がつかず、大引けに公開価格1840円の2.3倍(気配値のまま上げる場合の本日上限値段)の4300円で売買され初値がついた。

 東証1部の出来高概算は増加し22億790万株(前引けは7億6626万株)。売買代金も急増し4兆406億円(同1兆3790億円)。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は1840(同1630)銘柄、値下がり銘柄数は239(同428)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、パルプ・紙、その他金融、電気機器、サービス、機械、銀行、精密機器、鉄鋼、化学、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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