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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、世界株安や欧州要因でドルの売り買い交錯
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、世界株安や欧州要因でドルの売り買い交錯
25日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。世界的な株安の連鎖で市場心理が悪化し、今晩も株安・ドル安に振れる可能性があろう。ただ、欧州中央銀行(ECB)理事会でハト派寄りの姿勢が示されれば、資金は相対的にドルへ回帰しそうだ。
前日の海外市場で、ドル・円は112円74銭まで強含んだが、その後NYダウなど株価指数の大幅安や米10年債利回りの低下で、ドル売り・円買い優勢の展開となった。米国の9月新築住宅販売件数の低調な内容も嫌気され、一時112円09銭まで弱含む場面もあった。本日のアジア市場でもその流れが続き、日経平均株価や上海総合指数などアジア株の大幅安を手がかりに円買い主導の展開となり、ドル・円は一時111円80銭台まで値を下げた。111円台では本邦勢のドル買い需要が強いため112円台に持ち直したが、株式市場の調整局面入りの可能性もあり、ドル売り地合いが続いても不自然ではない。
こうしたなか、今晩はECB理事会が焦点。ユーロ圏の強弱まちまちの経済指標をみるとECBの強気な見解は想定しにくく、来年夏以降の利上げ時期の前倒しは見込めない。また、イタリアの財政問題をめぐる欧州連合(EU)との対立もあり、引き締め姿勢後退でユーロ売り・ドル買いが予想される。一方で、ユーロ・ドルは本日のアジア市場でやや買い戻されている。米長期金利の低下にともないドル買いが弱まったことで主要通貨が対ドルで持ち直し、クロス円にも影響が出ている。世界的な株安の連鎖でリスク回避的なムードが広がっても、ドル・円は下げづらい展開を予想したい。(吉池 威)
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・10月IFO企業景況感指数(予想:103.2、9月:103.7)
・18:30 南ア・9月生産者物価指数(前年比予想:+6.2%、8月:+6.3%)
・20:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.00%に据え置き予想)
・21:30 ドラギECB総裁会見
・21:30 米・9月耐久財受注速報値(前月比予想:-1.5%、8月:+4.4%)
・21:30 米・9月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.5%、8月:+1.0%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.5万件、前回:21.0万件)
・23:00 米・9月中古住宅販売成約指数(前月比予想:0.0%、8月:-1.8%)
・01:15 クラリダ米FRB副議長講演(米国経済見通しと金融政策)
・02:00 米財務省7年債入札(310億ドル)《FA》
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