除草剤「ラウンドアップ」、ミツバチ大量死の原因との研究結果

2018年10月2日 17:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 大量のミツバチが突然消える「蜂群崩壊症候群」の原因や発生メカニズムについてはさまざまな仮説が提唱されているが、旧モンサントの除草剤「ラウンドアップ」がその原因となっているという新たな研究結果が発表された(全米科学アカデミー紀要nprバイエルの声明Slashdot)。

 研究者によると、この除草剤中の有効成分であるグリホサートがハチの腸内細菌を破壊し、それによって有害な細菌に感染しやすくなって死亡する原因となると指摘している。この研究を率いたErick Motta氏は「ハチがグリホサートに暴露するのを防ぐための適切なガイドラインが必要だ。これまでのガイドラインはミツバチが除草剤に影響を受けない前提で作られたものだからだ」と話す。

 いっぽう、今年6月にモンサントを買収したドイツの大手製薬会社大手バイエルはこの研究について、少数のミツバチによるサンプルに依存しており、経済協力開発機構(OECD)およびその他の国際機関の策定した農薬に関する規制研究基準を満たしていないと反論した。その上で「大規模な研究では、グリホセートとミツバチの健康問題の関連性はない」ことが判明しているとする声明を発表している。

 なお、ラウンドアップについては発がん性があるのではないかとの指摘も出ている(過去記事)。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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