【株式市場】材料株など強いがTOPIXは5日ぶりに反落し日経平均は小幅高で8日続伸

2018年8月30日 15:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は2万2869円50銭(21円28銭高)、TOPIXは1739.14ポイント(0.46ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億9935万株

 8月30日後場の東京株式市場は、前引けに堅調だった日産自動車<7201>(東1)がいきなりマイナスで始まるなど、貿易摩擦関連株が重く、日経平均も取引開始後に15円39銭安(2万2832円83銭)まで軟化する場面があった。半面、キリンホールディングス<2503>(東1)はUBS証券による新規投資判断開始(Buy、3400円)などを受けて高く、個別物色は活発。日経平均は小高い水準で低空飛行を続け、大引けは21円高ながら8日続伸となった。YOPIXは軟調で5日ぶりに反落。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、日本通信<9424>(東1)が総務省によるスマートフォンのSIMロック解除を中古品にも拡大する方針などが材料視されて一段と続伸幅を広げ、パシフィックネット<3021>(東2)は途上国の人材育成支援を行う「CIESF」(シーセフ)に高品質リユースパソコンを寄贈との発表などが材料視されて出直りを拡大。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東マ)は8月末を基準日とする株式3分割の権利確定日を28日に通過し、最低投資金額が下がったため新たな投資家層の参入に期待とされて出直り拡大。Mipox<5381>(JQS)はテレビ番組「Newsモーニングサテライト」(テレビ東京、平日朝5時45分~7時05分)で取り上げられたとされて急伸。

 東証1部の出来高概算は13億9935万株(前引けは6億657万株)。売買代金は2兆6338億円(同1兆918億円)。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は1167(同1109)銘柄、値下がり銘柄数は844(875)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は16業種(前引けは17業種)となり、値上がり率上位は、その他製品、鉱業、水産・農林、パルプ・紙、食料品、石油・石炭、空運、サービス、繊維製品、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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