AI記者が高校野球の戦評記事を自動作成 朝日新聞とみんかぶが共同開発

2018年8月17日 08:11

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AI記者の記事を配信する特設サイト(画像:朝日新聞社の発表資料より)

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 AI記者が試合を分析し、即時に戦評記事を執筆―。朝日新聞社(東京都中央区)は高校野球の試合データを元に、記者と同じように記事を作成する「高校野球戦評記事自動生成システム」を、IT関連企業のみんかぶ(東京都千代田区)と共同開発した。開催中の第100回全国高校野球選手権大会の試合データを元に実際にAIが作成した記事を、16日から朝日新聞のサイトで配信。今後は地方大会を含めた全試合の速報戦評を配信していくという。

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 同システムは、朝日新聞が長年の高校野球取材で得た膨大なデータを分析した結果をもとに、みんかぶが持つデータ解析と文章作成技術を用いて開発。試合のデータを送り込むと、記者が書く記事のスタイルにならった文章を作成する。

 朝日新聞によると、具体的には記者が試合の電子スコアブックをパソコンで入力すると、システムがデータを読み込んで瞬時に1球単位で試合経過を分析。試合の中から勝敗が決まった場面を特定したうえで、取り上げるべき選手やプレーを選定し、最適な表現で文章を作成する。1球単位で分析し、過去の試合の戦績も参照するので、「初球を~」「フルカウントから~」「2試合連続で~」といった表現もできる。しかし、スコアブックだけに基づいて記事を作成するため、プレーの具体的な描写まではできず、勝ち越した場面を優先的に選択するため一番盛り上がったシーンを選べないこともあるという。

 同社は、このシステムをAI記者「おーとりぃ」と名付け、開催中の夏の甲子園大会3回戦から記事の自動作成を開始。16日から「朝日新聞デジタル」で配信している。

 システムを共同開発したみんかぶは、日本最大級の投資家向けソーシャルメディア「みんなの株式」を運営。AI記事自動作成機能を活用した決算速報などを行う株式情報サイト「株探」なども運営している。両社は昨年12月、新しいデジタルメディアの共同開発や記事の自動生成に関する共同研究などを行うため、資本業務提携することで合意し、朝日新聞はみんかぶに資本参加した。

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