三光合成は調整一巡して出直り期待、19年5月期横ばい予想だが保守的、8月8日付で東証1部

2018年7月27日 08:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 三光合成<7888>(東2)はプラスチック製精密工業部品メーカーである。車両向け成形品を主力として金型も展開している。19年5月期は横ばい予想だが保守的だろう。なお18年8月8日付で東証2部から東証1部に市場変更する。株価は水準を切り下げたが調整一巡感を強めている。指標面に割安感があり、出直りを期待したい。

■プラスチック製精密部品メーカー

 プラスチック製精密工業部品メーカーである。車両向け成形品を主力として、金型も展開している。

 なお7月17日に公募による新株式発行、双葉電子工業<6986>を割当先とする第三者割当による新株式発行、およびオーバーアロットメントによる売り出しを発表している。また18年8月8日付で東証2部から東証1部に市場変更する。

■19年5月期横ばい予想だが保守的

 19年5月期連結業績予想は、売上高が18年5月期比2.8%増の600億円、営業利益が1.9%増の29億円、経常利益が4.7%減の25億円、そして純利益が8.0%減の17億円としている。不透明感などを考慮して横ばい予想としているようだが、やや保守的だろう。主力の車両部品の受注が堅調に推移して好業績が期待される。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は水準を切り下げる展開だったが、7月5日の年初来安値424円から反発して調整一巡感を強めている。公募増資に対するネガティブ反応も限定的だ。7月26日の終値は513円、今期予想連結PERは約8倍、前期実績連結PBRは約0.8倍、時価総額は約132億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。指標面に割安感があり、調整一巡して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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