日経平均は3日続落、朝安後は戻り試すが手掛けづらさ残る/後場の投資戦略

2018年6月26日 12:23

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22221.33;-116.82TOPIX;1720.13;-8.14

[後場の投資戦略]

 日本株は米通商政策の動向を睨みながら一進一退の展開となっている。対米投資制限の検討については前日に伝わっていたうえ、米高官から火消し発言が出たこともあり、本日の日経平均は朝安後に戻りを試す形となった。しかし、為替市場では米高官の発言が伝わる前の水準まで再び円高が進んでおり、後場の日経平均は戻り一服となる可能性がある。新たな対中政策の内容が明らかとなるまで、米中対立リスクが燻る銘柄は積極的に手掛けづらいだろう。内需・ディフェンシブ系銘柄への資金シフトが進むとみられる。

 また、今週は小売企業を中心に3-5月期決算が発表される。前日の決算発表企業では高島屋<8233>やあさひ<3333>が買われる一方、しまむら<8227>が急落するなど反応はまちまちとなっている。しかし、相場全体に手掛けづらさが広がるなか、決算を手掛かりとした小売株の物色が活発化しそうだ。なお、本日は日本オラクル<4716>が決算発表を予定している。(小林大純)《AK》

関連記事