クリナップは戻り高値圏、19年3月期大幅増益予想で低PBRも見直し

2018年6月5日 09:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 クリナップ<7955>(東1)はシステムキッチンの大手で、システムバスルームも展開している。19年3月期は新製品拡販などで大幅増益予想である。株価は戻り高値圏だ。低PBRも見直してレンジ上放れを期待したい。

■システムキッチン大手でシステムバスルームも展開

 システムキッチンの大手である。厨房部門(システムキッチン)を主力として、浴槽・洗面部門(システムバスルーム・洗面化粧台)も展開している。収益は新設住宅着工件数やリフォーム需要の影響を受けやすい特性がある。

 18年3月期の部門別売上構成比は厨房部門78%、浴槽・洗面部門16%、その他6%である。販売ルート別売上構成比(単体ベース)は一般ルート(工務店・リフォーム)79%、ハウスメーカー16%、直需(マンション)5%である。

 中期経営計画(18年~20年)ではビジョンに「暮らし価値創造企業Cleanupへの変革」を掲げた。具体的な重点施策として、高級・超高級市場への本格参入に向けた商品ラインナップの変革、富裕層ビジネスの本格展開、シェア回復に向けたフラッグシップモデルの刷新、ショールームにおける価値提供の強化、アジア諸国向けステンレスキャビネットの本格展開、新たな販売チャネルとしてのECビジネス立ち上げなどを推進する。

■19年3月期大幅増益予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比3.4%増の1110億円、営業利益が2.5倍の10億円、経常利益が2.3倍の9億50百万円、純利益が8.1倍の4億円としている。

 18年2月発売システムキッチン「セントロ」や、17年9月発売システムバスルーム「ユアシス」などを中心に売上拡大を図り、全社的なコスト削減も推進して大幅増益予想である。収益改善を期待したい。なお19年3月期の配当予想は18年3月期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。予想配当性向は183.0%となる。

■株価は戻り高値圏、レンジ上放れ期待

 株価は戻り高値圏900円近辺で推移している。大勢800円~900円近辺のボックスレンジ上限に接近した形だ。

 6月4日の終値896円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS10円93銭で算出)は約82倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は約2.2%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1430円36銭で算出)は約0.6倍である。時価総額は約335億円である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインの形だ。低PBRも見直してレンジ上放れを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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