18日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で3日ぶり反発、石油・石炭セクターに買い

2018年5月18日 16:49

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記事提供元:フィスコ


*16:49JST 18日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で3日ぶり反発、石油・石炭セクターに買い
18日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比39.02ポイント(1.24%)高の3193.30ポイントと3日ぶりに反発した。約5週ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、40.94ポイント(1.24%)高の3344.54ポイントで取引を終えた。

原油高が追い風。WTI原油先物が約3年半年ぶりの高値圏で推移するなか、関連銘柄に買いが入り全体相場を押し上げている。米中通商協議の期待感も強まる状況。米メディアは関係者の話として、「中国はトランプ米大統領に、米国製品の輸入拡大などにより年間貿易黒字を2000億米ドル削減すると提案した」と報じた。前回の協議で米側は、「対中貿易赤字の2000億米ドル圧縮」を要求している。貿易戦争回避に向け17日に始まった同協議は、18日(米時間)まで開かれる予定だ。指数は中盤から上げ幅を広げている。

石油・石炭株が相場をけん引。中国石油天然気(601857/SH)が7.3%高、中国神華能源(601088/SH)が4.9%高で引けた。金融株や不動産株、自動車株、海運株、インフラ関連株、消費関連株、バイオ医薬関連株なども買われている。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が1.42ポイント(0.45%)高の319.91ポイント、深センB株指数が2.71ポイント(0.25%)高の1106.97ポイントで終了した。


【亜州IR】《FA》

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